過払い金返還請求｜債務整理のご相談は横浜の【司法書士行政書士かながわ総合法務事務所】へ。

過払い金返還請求

過払い請求とは、消費者金融やクレジット会社に払い過ぎた利息を取り戻す手続きのことで、過払い金返還請求とも呼ばれます。この手続は、弁護士や司法書士と貸金業者が任意の交渉を行うことで解決する場合もあれば、交渉が決裂して訴訟手続になる場合もあります。

ここ数年、消費者金融やクレジット会社に対する過払い請求が社会的な話題になっており、各社ともかなり多額の過払い金返還に応じています。もっとも、返還の額がかなりの額になり、中小の消費者金融業者の中には負担に耐えられないところも出てきました。したがって、過払い金の請求は早い者勝ちの様相を呈しつつあると言えるでしょう。

過払い金が発生する目安

過払い金返還請求の可否の判断は難しく、状況によって異なります。
貸金業者との取引明細を用意し、それらを利息制限法の上限利率で引き直し計算を行い、過払い金返還請求できるかを判断します。

ただし、大まかに過払い金返還請求できるケースかを判断するポイントをして下記のようなものがあります。

1.取引年数	取引年数が長いと、利息制限法の上限を超えて支払った利息の総額も多くなる為、過払い金返還請求の対象になる可能性が高くなります。また「借りては返す」といった行為を繰り返している場合は、過払い金返還請求をできる可能性が高くなります。
2.借金残高	現在の借金残高が少なければ少ないほど、利息制限法の利率に基づく計算結果が「返しすぎ」と判断される為、過払い金返還請求を行える可能性が高くなります。
3.金利	貸金業者の設定金利が利息制限法の利率とくらべ、大きく上回っているほど、過払いとなる可能性が高くなります。また、過払い金返還請求を行った際に戻ってくる金額も大きくなります。逆に、業者の金利が利息制限法を超えていなければ、過払いは発生しません。

過払い金返還請求の特徴

家族や勤務先に知られることなく手続きを進めることが可能です。
過払い金請求は完全成果報酬型を約束します。発生しない場合には費用は頂きません。
（過払い金が返還された場合、1社19,000円・過払い金返還額の18％が成功報酬として発生します）
相談は完全無料です。また、初期費用・着手金も不要です。
支払いが終わって10年以内であれば、10年以上前の過払い金の取り戻しも可能です。
完済した会社の過払い金で、現在返済中の会社への返済に充てることも可能です。

過払い金返還請求の流れ

過払い金返還請求Q＆A

5年前に3社に一括返済して終わりました。完済の過払い金請求を行いたいのですが、なにも戻ってこなかったらと思うと心配です…: A.戻ってくるものがなければ費用は発生しませんのでご安心下さい。当事務所では、過払い金請求について完全成果報酬型としているため、戻ってきた場合にのみ、戻ってきた過払い金から費用を頂きます。
皆さんは初めて行うこと、私たちは経験があり何百件も行ってきたことである以上、依頼者にはリスクを負わせないのが弊所のポリシーです。

武富士が倒産した際に過払い金を知りました。アコムやプロミスなど他の会社でも過払い金というのはあるのですか？: 武富士に限らず、他の消費者金融からも過払い金は発生します。
武富士の場合は、発生額3.3%しか返還されませんでしたが、現在も生きている他の会社であれば80％以上の返還は望めます。
しかし、倒産した武富士と違って、生きている他の会社については自己申告をしていかないと過払い金は戻ってきません。

カードもないしその当時のものは全く残っていません。こんな状態でも相談や請求は可能ですか？: 相談も過払い請求も可能です。
「しっかりとした資料や記憶がないとできないのでは…」
とご心配の方もおりますが、当事務所が受任し代理人になれば、正確な情報を調査できます。完済の方は、「記憶があいまい」「資料もない」という方がほとんどです。相談の際にもご記憶の範囲で試算を行っていきますので心配は不要です。

正直、裁判までして過払い金を請求するというのは気が引けます。交渉でも過払い金は戻ってきますか？: もちろん可能です。
但し、裁判をしないケースでは全額戻ってくるケースはほとんどありません。しかし、早期解決できる面ではメリットと考えられます。
反対に、裁判をすれば全額回収することも可能ですが時間が非常にかかる場合もあります。
どちらが良いかは、手続きを行う会社・ご依頼者の価値観にもよってきます。
弊所では、依頼者主義を採用しているため、詳細を説明の上、選択を頂いております。

支払いの終わったものへの過払い金請求はブラックリストにならないと聞きましたが、どうしても心配です。本当に大丈夫でしょうか？: 完済の過払い金請求や支払いがあっても債務整理の結果、過払い金が発生して返済するものが0になった方はブラックリストには載りません。（平成22年4月より指針が変更となり上記判断となりました）
債務整理のように返済を強制的に停止するものは、そのペナルティとしてブラックリストになりますが、完済の方はそもそも支払いがない以上、ブラックにはなりません。

過払い金返還請求による解決事例

: Aさん
横浜市神奈川区在住
消費者金融3社360万

Aさんは昭和60年からA社とB社、昭和63年からC社から合計280万円ほど借り入れをはじめ、5年ほど前に全ての支払いを終えたとのことでした。
すでに定年を迎え、収入もかなり少なくなっていたそうですが、当事務所のチラシを見て過払い金が出ているかもしれない、と無料相談に訪れました。

借入先	借入期間	借入状況		過払い請求後の金額
A社	22年	完済済み(80万円)	→	140万円過払い金返還
B社	22年	完済済み(210万円)	→	320万円過払い金返還
C社	20年	完済済み(70万円)	→	120万円過払い金返還

Aさんは非常に長期間借り入れと返済を繰り返していたため、結果的に580万円の過払い金が発生していました。
まさに、過払い金返還請求で多額の過払い金を得たAさんは、信じられないような面持ちで大変感謝して下さりました。

: Bさん
横須賀市在住
消費者金融1社48万

Bさんが債務整理の相談にいらっしゃった時は、1年近く支払いが滞っていたために、借り入れ先のD社から督促状が送られてしまった状況でした。
その内容は、これ以上支払いが遅れるような場合には、訴訟など法的手段にでるといった内容のものでした。
Bさんは40代、元々家族の都合で借り入れをはじめたものの、その後勤務先が不況でボーナスはカット、月収も下がるという状況で支払いができなくなってしまったということでした。
Bさんは平成10年の半ばから平成21年まで約10年近く借り入れをされていました。

借入先	借入期間	借入状況		過払い請求後の金額
D社	10年(1年滞納)	48万円+利息･遅延損害金	→	借金は0円＋30万円過払い金返還

1年近く支払いができず、督促状が送られてしまったにも関わらず、Bさんは10年近く取引をしていたため、結果的には借金は0円、さらに過払い金返還が30万円発生することとなりました。
無料相談の際には、督促状をもって青ざめた表情でご来所したBさんは、最悪の状況も考慮されており、結果報告の際は緊張した面持ちでしたが、上記の結果を報告するとほっと一息をつき、安心した様子でした。

: Xさん
横浜市港北区在住
消費者金融・信販会社7社503万

Ｘさんが当事務所に無料相談にいらっしゃった時は、消費者金融や信販会社など7社から計503万円借り入れをされている状況でした。
Ｘさんは18年近く毎月支払いを続けていましたが、体調面から仕事を続けることが難しくなり、債務整理と過払い金請求を決意しました。

借入先	借入期間	借入状況		過払い請求後の金額
A社	18年	66万円	→	借金は0円+130万円の過払い金返還
B社	12年	48万円	→	借金は0円+97万円の過払い金返還
C社	12年	164万円	→	借金は0円+38万円の過払い金返還
D社	12年	85万円	→	借金は0円+52万円の過払い金返還
E社	10年	55万円	→	借金は0円+24万円の過払い金返還
F社	5年	47万円	→	過払い金はなかったものの、 A社の過払い金で一括返済
G社	5年	38万円	→	過払い金はなかったものの、 A社の過払い金で一括返済

結果的には、取引期間が長かったA社～E社から約341万円の過払い金が返還されました。F社・G社への返済102万円は、A社の過払い金から一括返済を行い、事実上支払いは0になり、当事務所の費用を差し引いてもXさんの手元には150万円近い過払い金が残りました。